SAPの基幹システムもクラウドへ。IIJ GIO for SAPソリューション

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「SAP ERP」などで日本でも圧倒的なシェアを誇るSAP(エスエーピー)。IIJ GIOでは、SAPに対応したソリューション「IIJ GIO for SAPソリューション」を2013年7月31日にリリースしました。開発の背景とポイントを、本ソリューション担当の友田がご紹介します。


クラウドサービスプロバイダとしてSAPの認定を取得

SAPシステムをクラウド上に構築する場合、クラウドサービスの品質をどう評価したらいいでしょうか。

SAPの認定を取得IIJでは2013年4月に、SAP独本社よりホスティングサービスとクラウドサービスの品質に関して認定を受け、「SAP Certified in Hosthing Services」及び「SAP Certified in Cloud Services」を取得しました。

SAPの認定基準に合格したIIJ GIOのクラウドサービスなら、SAPシステムの開発環境・検証環境はもちろん、本番環境も安心して構築/運用いただけます。

基幹系システムをクラウドで運用するために

とは言っても…「基幹系システムをクラウドで運用するのって大丈夫なの?」と思われている方も多いと思います。実際にそういう声を耳にします。
ただ、その不安は「なんとなく」といった漠然としたものである場合も多いのです。今回の記事では、その不安を少しでも軽減できればと思います。

セキュリティは大丈夫?

まず、クラウドサービスのセキュリティ面。IIJではお客様のシステムを安全に運用するため、早期から数多くの施策を実施してきました。例えば、業界に先駆けたSSAE16の取得、ISMSの取得、プライバシーマークの取得など、第三者機関が定めるセキュリティ基準を満たした運用体制を整えています。IIJは第三者機関の認定取得を通じて、お客様自社施設内にオンプレミスで運用されているシステムにも増して、高いセキュリティレベルを維持しているのです。

オンプレミスと同等の運用は可能?

クラウド上でシステムを運用する場合、「オンプレミスで実現していた運用内容をクラウド上でも実現できるの?」といった心配もあるでしょう。特に、バックアップの取得、可用性を保つための手段、災害対策といった障害・災害関連の運用です。

IIJ GIO for SAPソリューションでは、IIJ GIOのクラウドサービス上でSAPアプリケーションを利用されるお客様向けに、障害・災害対策に関してもオンプレミスと同様の対応が可能なメニューを用意しています。

IIJ GIO for SAPソリューションの導入構築支援メニュー
クラウド導入支援サービス 新規にSAPを導入されるお客様、オンプレミスや他のクラウドサービスからIIJ GIOに移行されるお客様のIIJ GIO環境構築を支援
インフラ構築支援サービス バックアップ、可用性、災害対策など、インフラ基盤のソリューションを提供
Basis構築支援サービス 移送管理設計、ユーザ管理設計など、Basis関連のソリューションを提供

SAPシステムを運用される場合、バックアップの要件として最も多いのが、24時間/365日の運用、かつRPO(目標復旧時点)が障害・災害発生直前といったケースでしょう。
IIJ GIOではこれらの要件に対応可能です。これまでオンプレミスで実施されていたデータベースのオンラインバックアップとデータベースのログファイルのバックアップを取得することができます。

災害対策に関しても、中部地域に関東圏と同等の設備を用意しており、拠点間でVMware標準のSRM機能を利用して災害対策システムを構築することが可能です。
IIJ GIOで運用されているSAPシステムのDR先として中部地域の施設をご利用いただくこともできますし、オンプレミスで運用されているシステムのDR先として、関東圏・中部地域のIIJ GIOをご利用いただくこともできます。
自社で災害用サイトを立ち上げシステムを構築するよりも、短期間かつ安価にDRサイトを構築することが可能となります。

可用性に関しても同様に、VMwareの機能、OSの機能、サードベンダーの製品を利用したソリューションなどを用意し、様々なお客様の要件に対応できるよう準備しています。

SAP特有の運用・監視もおまかせ

IIJのSAP関連ソリューションはこれだけではありません。
サーバを自前で持たないのだから運用もIIJに任せたい!といったお客様の声に対応するため、SAPに特化した監視・運用サービスを用意しています。

例えばSAPの監視では、通常のプロセス監視やストレージ容量等の監視に加えて、「SAP NetWeaver(SAP BASIS)」が管理するプロセス・メモリ情報や、各アプリケーションからのシステムログ等を監視しなければなりません。
システム運用にも、SAP自体のバグ修正の適用や、SAP独自のアーキテクチャである「移送」など、SAP特有のノウハウが必要とされます。

SAPソリューション向けに拡張された「IIJ GIO統合運用管理サービス」で、お客様のSAP環境及びその周辺システムを含めたシステムの監視・運用管理を実現します。

IIJ GIO for SAPソリューションの監視・運用メニュー
運用サービスメニュー Basis運用
インフラ運用
監視サービスメニュー 標準監視(IIJ GIO統合運用管理サービス)
SAPシステム監視

「基幹系システムのクラウド化」、実はもう始まっています。

GIOろぐでも何度かご紹介している「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」では、多くの基幹系システムが既に稼動しています。
第三者機関が定めるセキュリティ基準を満たした体制、VMware環境化で自由に環境を作成可能であること、またIIJのハウジングを利用することで基幹系システム以外の周辺システムと構内接続で連携可能、といったオンプレミスでシステムを構築する場合と同等の自由度を持つVWシリーズの特徴が、基幹系の再構築を検討されていたお客様のニーズにマッチしたようです。
これらの特徴は、SAP Business Suite製品にも当てはまります。

昨今、クラウドファーストという言葉を耳にするようになりました。
基幹系システムにもこの波は押し寄せてきています。

IIJ GIO for SAPソリューションのメニュー等詳細は、サービスサイトをご覧ください。

(ソリューションインテグレーション部 友田)

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