IIJ GIOの中の人に聞いてみた(その4)

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こんにちは。人事部の遠藤です。IIJ GIOで活躍するエンジニアを取材するシリーズ「IIJ GIOの中の人に聞いてみた」第4回をお届けします!

今回のターゲットは、最近何かと話題のファシリティエンジニア、橋本 明大(はしもと あきお)です。

IIJ入社:2009年5月
現在の所属:サービスオペレーション本部 データセンターサービス部
入社後の主な仕事:コンテナ型DCの企画・設計

遠藤:今回は、GIOろぐでもおなじみ「松江データセンターパーク」の設計を担当した橋本さんにお願いします。もともと、DC関係の仕事をされていたんですか?

最初は、ある通信会社で光ファイバの基地局の設備を担当していました。基地局の構築から設備の保守運用の設計まで。2006年頃に自社DCを立ち上げることになり、手を挙げて参加することができたんです。DCのいろはを学んだのはその時です。

遠藤:IIJのことは以前から知っていましたか?

入社前からIIJのセミナーに参加したりはしていました。当時、地底DCプロジェクトの話を聞いて、「おもしろいことをやる会社だなあ!」と思ってました。

2007年11月に、IIJはサン、ベリングポイントなどと共同で「地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト」を発足しました。地下100メートルにDCを建設するという、まるでSF!?な計画でした。

遠藤:IIJに入社されたのは2009年5月ですね。その後はどのような仕事を?

入社してまもなく、外気冷却型コンテナモジュールを作るプロジェクトが始まりました。2009年の10月から検討を開始して、翌年2月には、中部地方に実証実験の設備がオープンしました。

遠藤:たった5カ月で?すごいスピード感ですね!

そう…そうですよねえ。IIJに入社して驚いたのはこのスピード。検討して、やれるとなったら即やっちゃう。決断が早いですよね。
IIJにはまだファシリティエンジニアが少ないこともあるのでしょうが、上司が自分の意見を取り入れて任せてくれたから、このスピードで仕事ができているんだと思います。IIJの3年分は、他の会社の10年分くらいに感じます。

遠藤:コンテナでDCを作るということ自体も、新しい考え方なんですよね?

はい。既存のDCの概念をとっぱらい、かつ、それまでのノウハウを活かして既存のDCと変わらない性能を実現しなくちゃいけない。
海外では既に実用化されていましたが、日本ではやる会社がなかった。「思い切ってやる」ことが本当に大切だなあと思います。作ったことによって、今度作る時にはこうしよう、こんなことをしたらおもしろい、と見えてくることがありました。「やるかやらないか」この差は大きいです!

遠藤:実証実験の開始が2010年2月、松江データセンターパークの開設が2011年4月ですから、わずか1年程で商用サービスにこぎつげたわけですね?

実際には、温度環境の厳しい夏場を越えた頃から、商用化に向けて動き始めていたんです。実証実験と違って、松江データセンターパークには建築の要素もある。コンテナの並べ方はどうしよう、コンテナはどう接地させればいい?など、何から何まで建築士さんと相談して決めていきました。
もちろん建築だけでなくて、電気、空調、防災設備、セキュリティなど、専門スキルのある人が集まって、議論を繰り返して、意見を集約して融合させて、やっと形になったんです。

コンテナ型DCで使われている技術やIIJとDCの歩みを、IIJのコンテナ型DC特設サイトで詳しく紹介しています。こちらもぜひご覧ください!

遠藤:コンテナ型DCを初めて目にされる方は、どんな感想を?

「きれいでちゃんとしてるんですね」とよく言われます。実際に見る前は「コンテナにサーバを入れるなんて大丈夫?」と思われる方が多いみたいですね。コンテナだから、吹きさらしの荒野に置いてあるイメージなのかな。松江では既にIIJ GIOのサービスが稼働していますが、現地を見たらきっと安心してもらえると思います。

2011年秋に開催した見学ツアーでは、8名のブロガー記者さんに松江を取材してもらいました。ちゃんとしてるパークの様子は、松江データセンターパーク見学ツアー開催レポートでどうぞ。

遠藤:最後に、IIJはコンテナ型DCで特許を取得しましたが、橋本さんも発明者の1人ですね。おめでとうございます!特許のことは始めから念頭にあったんですか?

いえいえ。コンテナ型DCにはワイド型とスリム型があるんですが、よりコンパクトで輸送が容易なスリム型も作れと言われたのがきっかけ。トラックで輸送できる横幅2.3mのコンテナの中に、作業空間を確保しつつラックをどう収めるか。1週間ぐらい、ウーンウーンと図面とにらめっこして、ようやくラックを斜めに設置することができそうだと分かったんです。「ふぅーできたあ」という感じでした。このラックの傾斜配置について独自性が認められ、特許を取得することができました。

遠藤:今後もDCは進化していくんでしょうか?

ええ、もちろん。やれることはまだまだあります。これまでは、DC=ファシリティという考え方が主流でしたが、今は「コンテナ自体が大きな1つのサーバ」と考えています。例えば、UPSレスやチラーレス(通年外気空調)。高価なUPSを置かなくても、サーバに小型のバッテリーを積むだけで瞬停程度ならまかなえるんじゃないか。サーバの環境仕様では35度まで耐えられるはずなのに、本当に20度まで冷やさないといけないのか。シンプルな疑問から、改善の可能性を探っています。

遠藤:ファシリティエンジニアも、ファシリティの枠だけには収まらなくなりそうですね?

そうですね。既に、IIJ GIOの開発チームや研究所とも共同で、IIJ一体となった取り組みが始まっています。おもしろくなってきますよ!

IIJでは、データセンター・ネットワーク・サーバ・アプリケーションなど、幅広い分野で新しい仲間を求めています。募集中の職種について詳しくは、IIJホームページの経験者採用情報のページをぜひご覧ください。

(人事部 遠藤)

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