VWシリーズ:サービス仕様のご紹介

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皆さん初めまして。「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」(以下、VWシリーズ)プロジェクトマネージャの出雲です。今日は、VWシリーズがどのようにして持たないプライベートクラウドを実現しているか、サービス仕様の視点からお話しします。
(※本サービスは、2012年8月より提供開始予定です)

持たないプライベートクラウドの実現

プライベートクラウドはオンプレミスで構築するものと思われがちですが、IIJのような事業者からITリソースの提供を受けることでも実現が可能です。つまり、持たないプライベートクラウド、ホステッドプライベートクラウドです。

VWシリーズでは、VMwareのハイパーバイザ機能を提供し、IIJが保有する膨大なITリソースのプールから、お客様が必要とするだけのサーバ、データストア、ネットワークを選択することで、お客様独自のプライベートクラウドを作ることができます。

オンプレミスで構築する場合、設計、調達、実装、テストが必要ですが、VWシリーズでは必要な機能をメニュー化して提供することで、パブリッククラウドの経済性と構築スピード、プライベートクラウドの自由度の両方を実現しています。それでは、提供される機能について掘り下げていきましょう。

VWシリーズのメニュー構成

基本機能

VWシリーズをご契約いただくと、必要なサイジング、セキュリティ対策が取られた以下の機能が、標準で提供されます。

統合管理サーバ

  • 提供されるITリソース(ESXiサーバ及びデータストア)を管理するため、VMware vCenter Serverがプリインストール(Microsoft SQL Server含む)されたサーバが提供されます。
  • 統合管理サーバは、弊社が管理する冗長化された仮想化基盤上の仮想マシンとして提供されます。
  • オプションでディスクボリュームを追加することができ、統合管理サーバ内のデータのバックアップ先などに利用が可能です。

サービスネットワーク

  • 提供されるITリソース間の通信、つまり、統合管理サーバ、ESXiサーバ、及びデータストアを接続するためのネットワークが提供されます。

リモートアクセス

  • お客様環境から、インターネットを通じて統合管理サーバ、及びESXiサーバにアクセスするための環境が提供されます。本機能はOFFにすることも可能です。
  • 対応プロトコルは、PPTP、L2TP/IP Sec、SSTP、SSLダイアルアップ、RDPです。

メニューとして提供されるITリソース

以下のリソースプールから、お客様が必要とするだけのITリソースを選択いただけます。リソースは、パブリッククラウドと同様、必要に応じて追加・解約することが可能です。ここがオンプレミスとの大きな違いであり、クラウドサービスのメリットです。

VMware vSphere ESXiサーバ

  • ハイパーバイザとして、VMware vSphere ESXiサーバがプリインストールされたお客様占有の物理サーバが、管理者権限付きで提供されます。FCポートの有無を選択いただくことができます。
  • ESXiサーバ上で、自由に仮想マシンを構築いただくことが可能です。

データストア

  • ESXiサーバ上にお客様が構築された仮想マシンのイメージなどを格納するストレージです。データストアは、プロトコル、Disk性能、Disk容量の組み合わせでご利用いただけます。
  • 対応プロトコルは、NFS、iSCSI、FCの3種類から選択いただけます。
  • Disk性能は、標準ディスク、高速ディスク、超高速ディスクの3種類のグレードから選択いただけます。

VM通信ネットワーク

  • ESXiサーバ上にお客様が構築された仮想マシンが各種の通信を行うために使用するVLANです。ESXiサーバの標準仮想スイッチ、または分散仮想スイッチに設定して使用します。

リソースのアサインから個別システムの構築まで

上記のメニューから、必要なITリソースを選択するだけで、プライベートクラウドに必要な仮想化環境を構築することができます。あとは、ユーザに提供するシステムごとに仮想サーバを自由に設計いただき、必要なアプリケーションの導入をお進めください。

柔軟な組み合わせ

VWシリーズは、既存のIIJ GIOコンポーネントサービスと接続することで、更に柔軟なシステム構築が可能になります。仮想サーバが提供されるVシリーズ、占有サーバが提供されるXシリーズはもちろんのこと、インターネット接続やファイアウォールが提供されるネットワークアドオン、SANやNASが提供されるストレージアドオンを組み合わせることで、様々なシステム環境のニーズに応えることができます。

例えば、閉域網センターやVPNセンター(ネットワークアドオン)を利用し、オンプレミスで構築された自社設備とVWシリーズを接続することも可能です。接続することで、VWシリーズのディザスタリカバリサイトとしての利用や、リソースの連携が可能となります。

以上駆け足ではありますが、サービス仕様の視点から、VWシリーズの説明をさせていただきました。プライベートクラウド構築の選択肢として、オンプレミスだけではなく、持たないプライベートクラウドがあることをご理解いただければと思います。

(プラットフォームサービス部 出雲)

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