持たないプライベートクラウド:IIJ GIO VWシリーズの発表

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マーケティング本部長の松本です。
今日は新サービス「IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズ」について、5月末の記者発表会と、その後、お客様からいただいたフィードバックについてお話します。

持たないプライベートクラウド

IIJ GIOはプライベートクラウドの領域へ記者発表会の冒頭「持たないプライベート…とはどういう意味ですか?」という質問をいただきました。奇をてらって命名したつもりではないのですが、たしかに違和感を持たれる方が多いのかもしれません。
パブリックかプライベートかという白黒の判定をする気持ちも分かりますが、それを問うことよりも、お客様にクラウドを利用することのメリットを享受していただけるか否かが大切だと思います。
オンプレミス、オフプレミスという単語も並行して使われますが、多くのお客様が商用のデータセンターにサーバを設置されています。企業ユーザが求めるセキュリティや運用管理面の要求を満たすことが、サーバの設置場所を問うことよりも重要なことは言うまでもありません。
(※ただし、電力需給が不安定で、かつ災害対策を考えた場合の地理的分散をどうするのか、という課題は別議論です)

弊社専務執行役員 時田

弊社 専務執行役員 クラウド事業統括の時田

IIJでは、企業ユーザのニーズを満たすクラウドサービスを提供することを「持たないプライベートクラウド」と称していますがハイブリッドクラウドという言葉もあります。いずれにせよ肝心なことは、パブリッククラウドの経済性と、プライベートクラウドの自由度:セキュリティ等を兼ね備えていることでしょう。
ちなみに「持たないプライベートクラウド」というフレーズを使い始めたのはIIJだと思っているのですが、商標もパテントも存在しないので真偽は分かりません。

Your Cloud

IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズは、80%以上のシェアを有している業界標準の仮想化プラットフォームVMwareを利用したサービスです。
「えっ~!今までIIJ GIOはVMwareを利用していなかったの?」という率直な質問を、会場の記者の方々からもいただきました。
実はVMwareがクラウドの戦略としている「Your Cloud」というメッセージがあります。その趣旨は、規定のパブリッククラウドサービス(SalesforceやGoogle、Windows Azure等)ではなく、ユーザ自身がコントロールできる、ユーザのためのクラウドであるというものです。VMwareのコンセプトをヨイショ!するつもりでVWシリーズを開発したわけではないですが、VWシリーズのコンセプトは、まさに「Your Cloud」そのものです。

記者発表会会場

記者発表会の会場。東京神保町のIIJ本社にて

何が新しいの?

過半数のクラウドサービス事業者がVMware vSphereを基盤としたサービスを展開していると言っても過言ではないでしょう。
その中で、VWシリーズの何が新しいのか、他社との差は何なのかという質問を多々いただいてます。
特徴を端的に言えば、仮想マシンではなく、仮想基盤(ハイパーバイザー)をお客様に解放し、まさにYour Cloudとしてご利用いただけることです。
vCenterを使って仮想基盤の運用をされている方であれば理解しやすいと思いますが、お客様にvCenterのアドミン権限を解放しています。
また、様々なお客様のニーズに応えるために、ファイバーチャネル接続による高速ディスク、さらに高速なSSD(半導体ディスク)を選択することも可能としています。
もちろん旧来IIJ GIOの特徴として提供している専用線接続、VPN、ファイアウォール、ロードバランサ等を利用できます。

エンタープライズ

IIJ GIOのサービス提供を開始して3年目となります。オープンソースを採用した自社開発のIaaSとしてLinuxとMySQL、PHP等のツールを提供することに注力し、Webビジネス、ソーシャル系のお客様に多々ご導入いただきました。
また2年前にはMicrosoft HyperVを採用したWindows基盤の提供も開始し、おかげさまで大手企業のお客様に採用いただく事例も増えてきました。これらの経験をふまえ、エンタープライズのお客様が求める様々なニーズに対応するためにVWシリーズを開発しています。
VWシリーズを「持たないプライベートクラウド」として受け入れていただくためには、今までにも増してミッションクリティカルなサポート、システム運用管理の透明性等への取り組みを強化していかなければならないと肝に銘じています。

(マーケティング本部 松本)

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