第4回 クラウドごった煮に参加してきました

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こんにちは。GIOマーケティング部長の小川です。

2011年9月9日(金)に開催されました「第4回 クラウドごった煮」に参加してきました。プログラムの中に「ニッポンのクラウドに質問」というライトニングトーク+パネルディスカッションがあり、そこにIIJから喜多、堂前が参加したのを客席から見ておりました。責任者として、彼らの発言で言い残したことや背景に流れる想いを補足しながらレポートしたいと思います。

IIJはこれまで、いわゆるパブリッククラウドを前提としたイベントに出ることはありませんでした。オープンなイベントとしては初参加かもしれません。

最初に各社5分の枠でサービスの紹介を行い、その後パネルディスカッションを行うという段取りでした。

日本のクラウド6社から5分ずつのプレゼンテーション

IIJ GIOのサービス紹介はマーケティング本部の喜多から行いましたが、持ち前の元気の良さで他の方より一段大きな声で発表をしていました。

発表の内容に関しては、以下のSlideShareをご覧ください。

最初に喜多からした「IIJをご存じの方はどれぐらいいらっしゃいますか?」という質問に対して、ほとんどの方が知っているという反応をされたのに気を良くして余計にテンションが上がったようです。
会場の模様は即座にツイートされていましたが(Togetterのまとめはこちら)、その反応を見ると

・具体的な数字があってよい
・話者が元気でプレゼン上手

といった好意的なツイートでしたので、温かく迎えていただいたのかなとホッと一安心。

もともと2000年から今でいうところのIaaSのサービスを始めて、既に11年。
クラウドという言葉が出る前からIIJはサービスを展開していますので(当時のサービス名はIBPS。子会社のSIerであるIIJテクノロジーが提供。2010年4月にIIJに吸収合併)、世界的に見ても老舗なのですが、当時はリソース・オン・デマンド・サービスというキーワードでサービスを展開していたため「クラウド事業者」としてIIJが認知されたのは「IIJ GIO」にブランドを変更してからここ2年弱かと思います。
喜多の説明は時間がなかったためリソース・オン・デマンド・サービス「IBPS」を単純にブランドを変えてクラウドサービス「IIJ GIO」にしただけのように聞こえましたが、実際には合併前のIIJとIIJテクノロジーがそれぞれ持つ技術とノウハウを組み合わせてサービスを新たに作り直したものです。この歴史と技術に関しては堂前が書いている「てくろぐ」に載っていますので是非ご覧になってください。

少しでもIIJを知っていただきたいという思いが強く説明が少し長くなってしまったので、スライドの後半は5分をオーバーしてご説明できない状況でしたので、ここで補足させていただきたいと思います。

パブリッククラウド・プライベートクラウドに関する補足(スライドP.8, P.9)

NISTの定義でパブリッククラウドやプライベートクラウドという言葉が出てきて、2つを対立軸のような捉え方をする方もいらっしゃるのですが、我々はこの定義には全くとらわれていません。NISTの定義よりも古くからいわゆるクラウドサービスを提供しているからです。
我々の主力のお客様である企業の情報システムに関しては、従前から仮想化によるサーバ統合、ストレージ統合は進んでいますので、プライベートクラウドという言葉はその月額支払のファイナンスモデル程度にしか捉えていません。
プライベートクラウドには当然リソース増強の限界があるわけで、自社のセキュアな社内の空間(プライベートIPアドレス空間)でリソース増強が柔軟にできるパブリッククラウドを使えるのであれば、それでいいわけです。
移植の容易性とコストメリットを考えると、スケールアウトするWEB/APといったサーバ群はパブリッククラウドサービスとの親和性が高いので、何かしらの業務システムがWEB/APとDBの二階層で構成されているような場合、WEB/APに関してはクラウドサービスを使いたいと思われるのはお客様の選択として自然な流れです。
DBサーバに関してはDisk I/O性能を求められることが多く、パブリッククラウドのサービスではカバーしきれないケースも存在します。
大前提として、AP-DB感の遅延が許容できないため、WAN越しに1つの業務システムを分断しないとすると、パブリッククラウド上にWEB/APサーバ群、オンプレミスにDBサーバという構成をとることはなく、クラウド上にDBを寄せるか、オンプレミスですべて構築するかのどちらかになります。
この時お客様からすると、コストメリット、リソース増減のキャパシティ、増減のスピード、短い契約期間、アセットレスといった各種メリットを享受できるクラウド上にシステムを寄せることができれば言うことはありません。
問題はDisk I/O性能ですから、高速なディスクサービスを提供する、物理サーバを提供する、お客様のDBサーバを持ち込めるようにするのいずれかの手法を提供できれば、クラウド上にシステムを寄せる決定をしていただける可能性が高くなります。
我々はそのようなお客様のニーズに応えて、閉域網接続はもちろんのこと、プライベートIPアドレス空間の持ち込み、物理サーバの提供、お客様資産の持ち込み、高速ディスクの提供を11年前から行ってきております。(11年前は仮想化していませんでしたから物理サーバの提供は当たり前ですが…)。

続いて、パネルディスカッション

パネルディスカッションの司会はPublickeyの新野さんです。Q&Aの中からいくつかご紹介しましょう。

Q:気になる競合は?

会場では「すべての会社が気になります」という当たり障りのない回答をしておりましたが、後で喜多とは、やはりプライベートクラウドやオンプレミスで構築するという判断を下されるお客様が一番気になるよねという話をしておりました。パブリッククラウドのマーケットがもっと大きなパイになるかどうかはそこにかかっていると思いますので、競合がどうのこうのいう時期ではないというのが我々の考えです。

Q:海外勢含めての生き残り戦略は?

我々は決して海外勢に負けるとは思っていません。規模の経済性が働くIaaSビジネスを主体に行っておりますので、当然海外への展開や他社へのOEM提供を通じて規模を追求していきますし、少なくともアジアNo.1のITサービスプロバイダーになるべく日々改善に取り組んでおります。とはいえ、まだまだ発展途上ですので、皆さまのニーズをさらに汲み取ってより良いサービスに進化させていきたいと思います。

今後とも貴重なご意見をお待ちしております。

(GIOマーケティング部 小川)

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