IIJ GIOの設備のありかとCloudSleuth

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Cloudsleuth全体図

東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

IIJができることとして、IIJ GIOホスティングパッケージサービスの無償提供IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaSの無償提供自治体ミラーサイトの提供やCDNでの国民向け大規模配信のお手伝い等をしてきましたが、その中でIIJ GIOの設備のありかがキーポイントになっています。

IIJ GIOの設備はその多くが関西に配置されています。
そのため、東北電力及び東京電力管内の電力不足に一切影響を与えることなくクラウドサービスの設備をご利用可能です。

場所が分からないクラウドサービスは今回のような災害時には事業継続上の考慮をどこまで行えばよいのかわからないため、企業のお客様にとっては不安であると思われますが、我々はお客様には場所を開示していますのでそのような問題はありません。

さて、実際にご利用のお客様には「IIJ GIOは速い!」とご好評いただいているのですが(インターネットバックボーンを生業としているので当たり前なのですが…)、我々が自分で言うよりも第三者機関の評価を見ていただいた方がよいかと思います。
そこで今日は、CloudSleuthhttp://www.cloudsleuth.net)という全世界のメジャークラウドサービスの評価サイトをご紹介したいと思います。

CloudSleuth全体図
画像をクリックすると拡大します。

このサイトはCompuware社が運営しており、Gomezパフォーマンスネットワークを使って各IaaS, PaaSに対するレスポンスタイムと稼働率の測定を行っています。
具体的にレスポンスタイムを取るやり方は、全世界の主要都市(30都市のうちアメリカが18都市ですが…)に配置された測定箇所から定期的に各IaaS, PaaS上に作ったサイトへアクセスし、そのレスポンスタイムを計測するというものです。60秒以上応答がなければダウンしているとみなします。この時、IaaS、PaaS上にはCloudSleuthが模擬ECサイトを構築し、まずは40枚程度のサムネイル画像を表示させ、その中から1つの商品をクリックして大きな画像を表示するという2つの動作が完了するまでの時間を計測しているとのことです。

昨年の7月、我々も日本で初めてCloudSleuthに掲載されたのですが、IIJ GIOのサーバをCloudSleuthのエンジニアに引き渡したら、あっという間に模擬ECサイトを仕込まれて計測が始まりました。
2011年3月24日現在、CloudSleuthには全世界の18の主要IaaS/PaaSベンダー(地区別を含む)が登録されています。先日日本でオープンしたAmazonさんも東京リージョンが最近登録されたようです。

上の拡大図をご覧いただくとお分かりのとおり、左側にIaaS/PaaSベンダーと全世界からの平均レスポンスタイムが記載されていますが、測定都市の6割が米国にあるため、米国のIaaS/PaaSベンダーが軒並み上位に位置づけられています。
CloudSleuthの面白いところは、ある程度の地域や都市に絞ってそこでの平均レスポンスタイムを見られることです。

下はアジア/オセアニア地域におけるレスポンスタイムの画面です。

CloudSleuth アジア/オセアニアView
画像をクリックすると拡大します。

この記事を書いた3月24日15時現在、Windows AzureのSoutheast Asiaがアジア/オセアニア(東京、北京、ムンバイ、シドニーから計測した平均レスポンスタイム)では最も速く、IIJ GIOはその次ですね。
関西の設備が東京だけではなく、北京、ムンバイ、シドニーから計測しても平均でそれだけ速いというのはなかなかのものだと自負しております。

さて、次に東京に焦点を合わせてみましょう。
CloudSleuth 東京からの測定
画像をクリックすると拡大します。

これまた記事を書いた3月24日15時現在で、さすがにAmazonさんの東京リージョンが1番速く0.88秒。次がIIJ GIOで場所は関西のため、東京からだと東京-関西-東京と往復約1,000Kmを行って来いする伝送遅延込みで0.96秒。
3位はWindows AzureのSoutheast Asiaで、5.09秒と大きく数値が離れてしまいます。測定点に近いとそれだけ伝送遅延が少ないわけですから当たり前の結果なのですが、短いレスポンスタイムを必要とするアプリケーションに関しては、利用者とネットワーク的に(物理的にと同義の場合とそうでない場合があります)近い場所にサーバがあるのは非常に重要であるということが分かります。(なお、測定値はあくまで執筆時点のものであり、ご覧になるタイミングによって異なることにご留意ください)

我々の提供するIIJ GIOは、このように日々世界のクラウドベンダーの方々と切磋琢磨しながら進化をつづけていきます。今は日本のお客様がほとんどですが、世界に向けて日本のクラウドサービスIIJ GIOは羽ばたいていきたいと考えておりますので、今後ともご声援よろしくお願いいたします!

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