vForum2018で登壇致しました!- 前編

カテゴリー: VMware, VWシリーズ
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2018年11月13〜14日、ザ・プリンス パークタワー東京にて「vFORUM 2018 TOKYO」が開催されました。これはITに関わるすべての人に、デジタルトランスフォーメーションに必要不可欠な情報を届けることを目的としてVMwareが開催しているイベント。2日目のセッションで「VMware HCXを活用したマルチクラウドの世界とクラウド移行のユースケース」と題しまして、弊社の山本が、VMware, Inc. Product Line ManagerのAjay Anthony氏と講演致しました。その内容をご紹介します。

はじめに

山本岳洋(以下、山本):みなさん、こんにちは。こちらのセッションでは「VMware HCXを活用したマルチクラウドの世界とクラウド移行のユースケース」ということで、30分のお時間をいただきまして、これからお話しさせていただきます。

私はインターネットイニシアティブの山本と申します。よろしくお願いします。自己紹介としてこちらのスライドを持ってきました。

私はふだん、IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)という会社でクラウドサービスの開発や、その周辺のソリューション開発を行なっております。(担当サービスは)IaaSが主軸にはなるのですが、IaaSをそのままお客さまに出すというだけではありません。例えば「ネットワークを作りましょう」とか、「バックアップしましょう」「DR(ディザスタリカバリ)をしましょう」といったかたちで、IaaS単体だけではなく、その周辺のソリューションの開発や推進の担当をしております。

技術的なキーワードについては、こちらのスライドにて、赤字で2つ挙げさせていただいております。こちらは「HCX」のセッションです。なので、こちらの赤いキーワードの「L2延伸」、どうやってオンプレミスとクラウド間をV2Vでつなぐか、どうやって移行しましょうかといったことって、たぶんすでに興味をもっていただいたうえでお越しいただいていると思います。

「HCX on IIJ GIO」の開発とその活用

山本:今日お話しする「VMware HCX on IIJ GIO」の開発を私は担当しているのですが、別にHCXがあるから「L2延伸」「移行」ということに興味を持っているわけではありません。HCXができる前から私は、クラウドとオンプレミス間のレイヤー2の接続をお客さまに提供するようなソリューションだったり、サービスをつくったり、実際にV2Vとかマイグレーションのプロジェクトなどもやっていました。

なので、今回の「VMware HCX on IIJ GIO」はそういったことも活かした上で、私が「これでいいだろう」という思いをもってお話しさせていただくという場をいただきました。そういった事例の話もしたいと思います。

今日のアジェンダですが、IIJのセッションなので、まずIIJやクラウドサービスについてご紹介させてください。その後に、なぜ「VMware HCX on IIJ GIO」なのかについてお話しさせていただきます。

あとでご紹介させていただくのですが、本日はVMware USから、HCXのプロダクトマネージャーも来ています。HCXについては、私がお話しするよりもVMwareさんにお話しいただいたほうが、よりみなさんに伝わるのかなという思いもありまして、後ほど一緒に登壇させていただきます。

あとはHCXを使って、実際どういった移行ができるのか、どういう課題が解決できるのかをお話ししたうえで、今後HCXを使ってどんなことをやっていきたいのかといったお話をさせていただければと思います。

パブリックとプライベート、2つのクラウドを組み合わせた「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」

山本:それでは、まずIIJのご紹介です。今年で25周年を迎える会社なのですが、「インターネットイニシアティブ」という社名の通り、創業当初はインターネットの会社でした。

当初は売上の86パーセントがインターネットの会社でした。いまではクラウド事業をやっていますし、個人向けのサービスで言えば、最近はMVNOで「IIJmio」という個人向けスマートフォンの格安SIMと呼ばれる領域でも、みなさまにサービスを使っていただいているような会社となっています。そのなかで今日は、クラウドにフォーカスさせてお話しさせていただきます。

IIJのクラウドサービスにもいろいろあるのですが、今日はVMwareさんのフォーラムですので、VMwareの話をさせていただきます。

IIJ GIOインフラストラクチャーP2」は、パブリッククラウドのサービスとプライベートクラウドのサービスです。この2つを組み合わせて使っていただくかたちになっています。

こちらのパブリックリソースはなにかといいますと、OSのインスタンスをそのまま使っていただくサービスです。一方、プライベートリソースはお客さま専有のリソースを提供するかたちになっています。

その1つがVMwareです。このサービスについては後ほど詳細に説明いたしますので、まずこういうプライベートリソース・パブリックリソースがあって、プライベートにはVMwareやvSphereのプラットフォームを提供するサービスがある、というところをご理解いただいたうえで、ここからの話をさせていただければと思います。

ポイントは、オンプレミスからの移行性について

山本:いまお話ししたvSphereベースのクラウドサービス、IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズなんですが、2012年からもう6年くらい提供しているサービスです。こちらはアジア最大級のvSphereベースのクラウドサービスとなっています。

専有性やオンデマンドといったクラウドサービスらしさであったり、オンプレミスの良さも提供できるサービスで、今日のポイントとしてはこちらの「オンプレミスからの移行性」についてです。

HCXをネタにお話しするということなので、「オンプレミスだと(既存システムと)うまく接続して移行できますね」みたいな話になり、そういったことにも適したサービスになっています。

HCXをどういうかたちで使えるか、というところがここからの話です。まず、VMwareとIIJの協業というところをお話しさせていただきます。

さきほどもアジア最大級みたいな話がありましたが、これは勝手にIIJが言っているだけのお話ではありません。昨年の話ですが、「VMware Partner Innovation Award」という、VMwareさんから表彰していただく賞がありました。そちらで、アジア・太平洋および日本のAPJのなかで「VMware Regional Cloud Provider of the Year」という賞をいただいております。

要するにAPJのクラウドプロバイダで、VMwareさんのビジネスに一番貢献した、ということです。さらにもっと貢献していこうというところもあって、今年はVMware HCX on IIJ GIOというものをリリースしました。

こちらは2018年10月11日にプレスリリースを出させていただき、こういったかたちで協業強化して、HCXも使い、さらにクラウド化を推進していきます。そういった取り組みを今進めております。

VMware Hybrid Cloud ExtensionとVMware HCXを活用することでクラウド化の波が進んでいるんですが、さらにオンプレミスからクラウド化の道筋を綺麗に作って、もっと推進していきたいという思いがあります。そこで私は「VMware HCX on IIJ GIO」に取り組ませていただいております。

後編に続く

vForum2018で登壇致しました!- 後編

カテゴリー: VMware, VWシリーズ, イベント
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2018年11月13〜14日、ザ・プリンス パークタワー東京にて「vFORUM 2018 TOKYO」が開催されました。これはITに関わるすべての人に、デジタルトランスフォーメーションに必要不可欠な情報を届けることを目的としてVMwareが開催しているイベント。2日目のセッションで「VMware HCXを活用したマルチクラウドの世界とクラウド移行のユースケース」と題しまして、弊社の山本が、VMware, Inc. Product Line ManagerのAjay Anthony氏と講演致しました。その内容をご紹介します。

前編から続く

SLA(Service Level Agreement)を維持していくことの重要性

山本:ここからはHCXの具体的なお話に入っていきたいと思います。

VMware USでHCXのプロダクトラインマネージャーのAjay Anthonyさんにご登壇いただこうと思います。

Please come to stage, Ajay.

Ajay Anthony氏(以下、Anthony):みなさんこんにちは。ご紹介いただきありがとうございます。

ビジネスクリティカルなアプリケーションというのは、ただ1つだけ独立して存在しているということはあり得ません。そのほかのアプリケーションとつながっており、さらに(そこに)新規ユーザーの使用開始が伴うものです。

これらに対し、セキュリティやフォルトドメインを付与することが、ビジネスクリティカルなアプリケーションをレジリエントにする条件となります。また、一見無関係でも、インフラ的な観点においてアプリケーションに影響が出る場合があります。

アプリケーションを動かすプラットフォームがエンドオブライフ(サービス終了)となったり、販売終了になったりすることもあります。プラットフォームを乗り換え済みなら、インフラストラクチャーをトレンドの仕様に変えたり、M&Aに伴ってデータセンターの統合・集約が起きたりと、こういったことがたいていの場合は発生します。

これらの背後で起こることをすべて盛り込んだうえで、SLA(Service Level Agreement)を維持していくのが重要になってきます。

ビジネスの停滞につながる数々の要因

Anthony:私どもは、ここまでで述べたような困難にお客さまが直面していると認識しております。例えば、互換性のないスタックのvSphere(のバージョンを)5.5から6.5(に変える必要がある)こともあるでしょう。

さまざまなファイアウォールルールがあるために、移行するのも難しくなっています。

新旧双方の環境で、IPアドレスを維持したいというチャレンジもあるでしょう。アプリケーション双方の依存性というのも維持されなければなりません。 これらすべてがビジネスの停滞につながる要因となります。

こうして人とプロセスの分野に対応しているのが現状ですが、私たちはHCXで対応していくことができるのではないかと考えております。

シンプルなたとえ話をさせてください。(みなさんが)今、vSphere5.0を現在ご利用中だとしましょう。そしてIIJ GIOには最新のSDDC環境が用意されています。これらのWANにはインフラストラクチャーレベルのなにかしらのコネクティビティが、まず実現されます。

ここでHCXがまず行うのは、インフラストラクチャーレベルでのハイブリッド化の実現です。このハイブリッド化というのは、vSphereがvCenterで行っていることをネットワークレベルで行う、という解釈で構いません。

この考え方によって、マイグレーションワークロードが簡単に実現されます。これまでのレガシーを変更する必要もありません。例えば、設計の変更もレトロフィットな何かを導入する必要もありません。自動化の機能によって非常に簡単に実装できます。

ゼロダウンタイム・ゼロフリクションでのマイグレーションを実現したい

Anthony:これらは現在のHCXで実現可能なことです。

アプリケーションをノーリスクで移行できるとか、無停止で移行できるとか、IPアドレスの変更なしに移行できるといったことです。あとは、複数のネットワークパスで冗長性をもたせるとか、何回かクリックするだけでネットワークを延伸することもできます。

ほかにもWANの最適化がソリューションに含まれているので、(サイト間のネットワークの)レイテンシーの影響を軽減できます。vMotionは遅延に左右されやすいですからね。このように簡単にすることによって、マイグレーションを楽に行なっていくことが可能となっています。

私たちのビジョンとしては、vSphereに留まらず、どのクラウドに対してもハイブリッド性を持ち、ゼロダウンタイム・ゼロフリクションでのマイグレーションを実現したいと思っております。

山本:ありがとうございました。このように、HCXを活用することでオンプレミスからクラウドへの道筋を作れる、という仕組みについてお話しいただきました。

そうやって私たちは、オンプレミスからクラウドへの道筋というものを推進している会社です。

移行の課題とVMware HCXによる解決方法

山本:ここからは、実際の移行の案件事例についてお話しさせていただきます。実際の移行の案件事例から、どういう課題があるのかが明確になります。それにあわせて、VMware HCXでどうやって解決できるかについてお話しさせていただきます。

まずは移行の案件事例についてお話しさせていただきたいのですが、その移行先であるクラウドサービスは「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」というサービスです。こちらはなにかというと、先ほどの繰り返しになりますが、オンプレミスをそのままクラウドへ移行できるメリットというものをもったクラウドサービスです。

「そのままクラウドへ」といってもいろいろあると思うんですが、オンプレミスと同じOSやソフトウェアが利用可能であったり、vCenterを管理者権限で使えたりします。

クラウドサービスのコントロールパネルで運用するわけではなく、vCenterのコントロールパネルで運用したり、仮想マシンをそのまま移行、つまり「V2Vでそのまま使えますよ」「必要に応じてIPアドレスも変更しなくてもいいですよ」といったかたちで利用できるサービスになっています。

一方、クラウドサービスでもありますので、ハードウェアやファシリティを持たないプライベートクラウドとしてつかえるサービスになっています。

システム停止による影響は最小限に抑えたい

山本:実際の移行の案件事例ですが、すみません、かなり簡略化して書いてしまったのですが、こちらはオンプレミスのデータセンターに200台強のVMがあるという環境です。

こちらのハードウェアは、古いESXが4.1だったり、vCenterも4.1を使っているような環境で、こちらのデータセンターを閉めて、全部こちらに持っていきたいと。ただ、上に乗っかっているアプリケーションはそのまま移行したい。

そういったとき、システムとしては、Webのいろいろなポータルが集まっているサイトなので、移行するときにシステムの停止は最小限に抑えたいと。

ポータルのビジネスをしているお客さまですので、そのポータルを停めるというのは、お客さまのビジネスを停めてしまうという話になります。それは極力少なくしたい、そういった要件でした。

ここからここに(図が)ビビビってなってるのですけど、ぱっと見たところ「サクッとV2Vすればいいんですよね」というかたちで考えていたのですが、このプロジェクトを始めるにあたって、いろいろな課題が出てきました。それを1つずつ挙げていきます。

もちろんこれはインフラ面の課題だけです。さっきのポータルサイトって、ロードバランサーで上から来てる通信をどうやってデータセンターで切り替えるのかといった、いろんな課題があります。

そういうところについては、今日は時間の都合もありまして割愛させていただいて、インフラ面、とくにvSphereにフォーカスしたところだけでお話しさせていただきます。

IPアドレスを変更せずにインフラを移行させるには?

さきほどもお話ししたとおり、これは停められないシステムです。200台で構成されていて、ポータルサイトが複数あり、システム間の連携もたくさんあります。

例えば200台のVMを1台移したら、この連携を変えるために「IPアドレスは変わってるから連携のオペレーションも変えましょう」とするのは、現実的に無理な環境でした。なので、IPアドレスを変更せずにインフラを移行させる、という要件は必須でした。

かつ、システムの停止は極力抑えたいというお話ですので、例えばOVAでコンバートして、それをコピーして……としていると、いつ終わるかわからないので許容できません。

なので、vSphere Replicationを導入してレプリケーションするとなると、「RPOというかRTOを最小限にしていきます」ということで、vSphere Replicationを入れることに決めました。

ただ、vSphere Replicationを導入するとなると、とくにコンパチビリティにお詳しいかたはご存じだと思うんですけど、例えばクラウド環境下をvSphere6.0にすると、vSphere4.1と6.0で、vSphere Replicationと同期させることはできません。

なので、vSphere Replicationを使いたいがためにオンプレミス側のvCenter4.1をバージョンアップしました。当然、クローズするデータセンター、クローズする古いハードウェアに乗ってるvCenterって、もうそんなに触りたくないですよね。私も触りたくないんですけど。

それをわざわざバージョンアップしないと、vSphere Replicationは導入できません。ということでけっこう時間がかかりました。移行作業も半年くらいかかるんですが、このプロジェクト自体も1年ほどかかりました。まあ、「200台を移行しましょう」というだけでも、こういったことをやってるとたくさん時間がとられてしまいます。

24時間365日動き続けるシステム改修の苦労

山本:なので、こうやってネットワークをつくり、vSphere Replicationを入れます。vCenterのバージョンを上げて、vSphere Replicationでペアリングして、レプリケーションして、IPアドレスを変えずにV2Vしますという話なので、けっこう大変ですね。

そして、L2延伸のネットワークをつくります。L2延伸のネットワークも、HCXでオペレーションできるわけではなくて。私たちはネットワーク会社なので、ネットワークのインテグレーションができます。弊社のルータである「SEIL」(ザイル)を使ったのですが、それでL2延伸のネットワークを、L2TPでトンネリングする、といったネットワークを作りました。

vSphere Replicationを導入するために、vCenterのバージョンアップするということで、非常に苦労したというところがあります。

この図はけっこう簡単そうに見えるかもしれません。実際にこういう運用をされた方はおわかりだと思いますが、例えば、このL2延伸のネットワークを1つ作るだけでもけっこう大変です。なぜかというと、こちらのオンプレミスの環境で、こちらはポータルサイトという話なので、24時間365日動き続けています。

プロダクションの環境に手を入れて、新たなコンポーネントを入れますというのは、すごく大変な作業です。当然、作業のためには設計もしないといけないですし、手順書を作らないといけないですし、手順書のレビューもしないといけない。それをいつ入れられるかというと、そもそもいつでも停められるようなシステムでもないし、なにかあったら困るよねという話になる。このあたりの作業の調整に非常に時間がとられます。それで苦労した案件になります。

このような移行案件事例をみて、ここで申し上げたいことは、単純に「V2Vで移行しますよ」って言っても、その環境構築は複雑で、さまざまな考慮事項があります。なので、移行方式を簡略化できるという話になれば、非常に大きなメリットがあると考えています。ここでHCXを活用できればと考えています。

オンライン移行できることの価値

山本:HCXのメリットとはなにか。これ(移行方式の簡略化)以外にもあるんですけど、大きなメリットとして3つ挙げさせていただきます。

1つめは、HCXがNSXと連携してL2延伸を実施します。先ほど私が話した案件だと、私たちがネットワークのインテグレーションをして、私たちのルーターをつかって、L2延伸をして移行しましたといった話なんですが、HCXを使えばその機能でL2延伸ができるというのが大きなメリットです。

先ほど、オンプレミスの環境に手を入れるのってすごく嫌だし大変だよねって話をしました。クラウド側の移行先にNSXは必要なんですが、オンプレミスにNSXは不要です。

なので、オンプレミスの構成変更を最小限にできるというメリットがあるので、ここでHCXは使えるだろうと考えていただくのはポイントかなと思います。

2つめは、無停止の移行。サイト間のオンライン移行が可能です。HCXの機能でL2延伸ができますので、IPアドレスも変更せずにvMotionでデータセンター間の移行ができます。

ここで3つめ、あと1つ言いたいのは、オンラインの移行ができるというのは、非常に価値があるということです。またちょっと運用というか、細かいオペレーションの話になってしまって申し訳ないのですが。例えばvSphere Replicationでもいいんですけど、レプリケーションベースで実際にV2Vとかをやられたことあるかたはご存じだと思うのですが、V2Vで移行すると仮想マシンって停止しますよね。

停止すると、電源を入れていないといけないじゃないですか。先ほど手順書の話をしたのですが、電源オフして上げるというのは、手順書にも電源オフして上げるという手順を入れて、レビューを通して、いろんなことをしないといけない。これって、けっこう大変なことなんです。

移行方式一本化のメリット

山本:先ほど「IIJはシンプルに」という話をしましたが、シンプルに移行ができるのは価値のあることだと思います。いろいろシンプルにしていくと、移行の環境構築とか作業が簡略化されます。移行方式も一本化することによって、手順書作成とか、もろもろの業務調整も含めた作業工数の削減ができます。

ここで、HCXに対する期待と、今後の私たちのビジョンをお話しさせていただければと思います。

私たちでPoCをやったのですが、その実際の構成はこんな感じです。オンプレミスに環境をつくって、クラウドに動かす。

(投影のみのスライドが表示)

ここで1つ言いたいことは、クラウドにはNSXが必須となるという話です。NSXが必須ってなると、NSXを使いたくない人、SDDCに行きたくない人って、もしかしたらいるかもしれません。NSXを入れるのは大変だよね、いまは入れるタイミングじゃないよねみたいなこともあって、そういうときにHCXって困ってしまうなということも見えてきました。

あとは、当然vMotionのロジックで移行するので、大量のホットマイグレーション、例えばその運用ってマイグレーションがオンラインでできなかったりします。

なので、そういったVMはうまく停めて移行しないといけないといった、事前の環境の調整は必要です。単純な仮想マシンの移行ではなくて、VMware SDDCの世界、NSXとかも含めた世界へ移行することを意識していただいて、HCXを使っていただくといいんじゃないかなと思っております。

HCXの先にある、パブリッククラウドサービスの開発

山本:やっぱり、クラウドの移行って大変です。基盤変更するといろいろ考慮しないといけないとか、じゃあ手段はどうするのとか、あとは誰が作業するのとか、いろいろ課題があります。

私たちのアプローチとしては、先ほど申し上げたように、基盤変更に対してはそのままクラウド化できます。手段に対してはHCXも提供しますし、先ほどのようにSDDCにいきたくない、いけないという方には、別の手法でも提供できるツールも提供しています。今日はvFORUMなのでこのあたりの話はあまりしないのですが、そういったツールも提供しています。

あとは、移行作業もしっかりできるようにしたいと考えています。なにをしたらいいかというと、「移行作業ができません」「移行するのが大変です」となった場合、弊社はSIerの側面も備えていますので、ツール提供にとどまらず、作業を定型化してアウトソースできるようにもしています。

これだと完全にSIになりますが、そうではなくて、「こういうことをします」ということを決めることで、費用を圧縮したり、作業のナレッジ化をうまくできるようにしていきます。

HCXの先には、当然、パブリッククラウドがあります。うまく連携できるネットワークも含めたサービスを、IIJとしては今後つくっていきたいと思っています。

見方を変えると、ネットワークだけじゃなくてIoTの電子デバイスだったり、モバイルだったりということも含めまして、ネットワークも含めたひとつのクラウドサービスみたいなかたちでみせていきたいですし、IIJとしてはそういったサービスを提供していきたいと思っているので、よろしくお願いします。

これで、私のプレゼンテーションは終了させていただきます。どうもありがとうございました。

サービスのご紹介

IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ
VMware HCX on IIJ GIO

IIJのクラウドサービスに関するお問い合わせ

2019年 IIJオリジナルカレンダー プレゼントキャンペーン

カテゴリー: イベント, お知らせ
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2019年版 オリジナルカレンダー制作

赤ずきんちゃんのキャラクタデザインを担当している品田です。
IIJ GIO、赤ずきんちゃんバージョンのオリジナルカレンダーを制作しました!
昨年も制作していたのですが、社内向けを中心で表立っては提供していませんでした。
今年はIIJのお客様やファンの方向けにも提供しますので、本案内をご確認のうえ、よろしければぜひGETしてください。

デザインをリニューアル

今年のカレンダーを制作するにあたり、デザインを外部のイラストレーターさんにお願いしました。
ベースとなるキャラクタ設定は大きく変えず、描き手の特徴をなるべく活かしたものとしています。

イラストの紹介(一部)


5-6月『天気雨』


9-10月『ハロウィン』

いかがでしょうか。とっても可愛らしい仕上がりとなっています。

実物イメージと入手方法

さて、その実物についてですが、下記のようなイメージ・仕様となります。

実物イメージ


表紙

1-2月の表面&裏面

仕様

・卓上B6サイズ
・7枚タイプ [表紙:1枚、中身:6枚(2ヵ月/枚)]
・両面フルカラー [表面:イラストのみ、裏面:2ヵ月分の標準暦表+背景透過のイラスト]

イラストメインとなりますが、実用性を考慮して作りました。
これをデスクに置けば、来年も楽しくかつ効率的にお仕事できそうですね!
なお、表紙デザインからはキャラクタベースのカレンダーであることを意図的に分からないようにしています。

入手方法

今回、このカレンダーを抽選で50名の方へプレゼントいたします!
ご希望のお客様は申込フォームより必要事項をご記入の上、奮ってご応募ください。
締切は【2018年12月28日(金)17:00まで】です。
赤ずきんちゃんへのメッセージやご感想は、Twitter @IIJGIOかFacebookページへお寄せください。お待ちしております。

Microsoft国内最大級のイベント「Microsoft Tech Summit 2018」へIIJが出展しました!

カテゴリー: Microsoft, イベント, リモートアクセス
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日本マイクロソフトが開催する国内三大イベントの一つとして知られている「Microsoft Tech Summit 2018」が11月5日から3日間に渡り、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。

このカンファレンスは今年9月に米国オーランドで行われた「Microsoft Ignite」というエンジニア向け大型イベントを凝縮した内容となっており、最新テクノロジーやITソリューションの動向が170以上のセッションで紹介され、IIJもパートナー企業としてブース出展と講演を行いました。
今回は大好評だった講演内容を少しご紹介します。

コミュニケーション変革を成功へ導くMicrosoft Teams

-Modern Workplaceを快適に活用するネットワーク環境のベストプラクティス-

開催2日目、250名ほど入る会場は開始前から行列ができ、あっという間に満員に。

Modern Workplaceによるコラボレーションの促進として、IIJも今年1月から本格利用を開始したOffice 365について、今回は特にMicrosoft Teamsによるコミュニケーションの進歩と、快適な活用に欠かすことのできないストレスフリーなネットワークを中心にお話ししました。

デバイス・ツールが乱立、グループウェア環境をなんとかしたい!

IIJでは、2010年以降、事業拡大に伴いグループ会社の設立や海外拠点の設立と、規模が大きくなるにつれて、スマートフォンやノートPCなどの様々なデバイスや、部署やプロジェクトチームごとに複数のコミュニケーションツールを利用するようになりました。その結果デバイスやツールごとに異なる連絡手段が連携ロスを生み、従業員数の拡大で会議室スペースも不足する状況の中、コミュニケーションが効率よくできないという問題が発生していました。
コミュニケーションツールが乱立することで情報システム部門での管理も限界となり、いつ、どこで情報漏えいやセキュリティ事故が発生するか予測ができないといった問題もありました。

多数の導入実績をもつIIJが、Office 365を自社導入

そこで、会議室不足を含めた多くの課題を解決し、業務効率を図るべく2017年度よりグループ各社でOffice 365システムへの移行検討・準備が開始されました。事前検証を行い、一部組織での試験導入からスタートし、スケジューラーをExchangeに移行、今年の1月から全社で本格利用を開始しました。

Microsoft Teamsによるコミュニケーションの進化

社内でのコミュニケーションツールとして多く活用されているのがMicrosoft Teamsです。Microsoft Teams最大の特徴はOffice 365とシームレスな連携ができるという点です。業務では当たり前のようにWord、Excel、PowerPoint、が日々使われているため、ファイル共有や会議をしながらの編集などMicrosoft TeamsとOffice 365との連携により社内のコミュニケーションが格段に進歩しました。

Microsoft Teamsにはオンライン会議のための機能がすべてそろっているため、チャットや通話以外にも会議室不足や地方拠点にいるメンバーとプロジェクトを進める際には、ビデオ会議も活用できます。

いつでも・どこでも、もっと快適に利用したい!

いつでも場所にとらわれず会議に参加できるようになったことで、より“利用の快適さ”を求めて注目したのが、ネットワークです。
単純な応答速度であれば気にならない回線も、動画や音声では品質が重要になってきます。

出張先、海外からのリモートワークでいつでも、どこでも仕事ができるはずだったのに、こんなことはありませんか?

・VPNが切れてしまう…
・VPN経由だと仮想デスクトップがうまく動かない…
・VPNでビデオ会議できない…
・VPN経由だと基幹システムが重たい…

新しい形のリモートアクセスの仕組みで課題を解決!

インターネット品質が安定しないVPN環境では、Microsoft Teamsのようなコミュニケーションツールを最大限に活用できません。
こうしたリモートアクセスの課題に対応するのが、モバイル高速化機能である「IIJフレックスモビリティサービス」です。

ログイン認証はActive Directoryを利用し、VPNのログインは不要。OSのログオンと共にバックグラウンドで自動的にVPN接続します。
電波状況が悪くなったり、一時的に通信不可になった際に、再接続オペレーションは必要なくユーザが切断のオペレーションをしない限り、VPN接続が継続し続けるため「すぐに接続が切れてしまう・・」というユーザのストレスを軽減してくれます。

まずは自分たちが使ってみるのが大事

IIJではこのように、すべてのトラフィックをトンネル化することでパフォーマンスを最適化し、切れないVPN接続を実現しています。また、デバイス認証により管理者が許可するまで社内アクセスを禁止したり、ユーザグループごとの接続ルールを一元管理できるなど、充実した管理機能によりセキュリティ面でも安心して利用することができます。
IIJはこれからも「快適」・「セキュア」にマルチクラウドを利用するためのプラットフォームを提供していきます。

IIJフレックスモビリティサービス

今や当たり前となった社外からのVPN。新幹線での移動中や出張先でVPNがなかなかつながらず、速度も遅くて仕事にならない・・・
こんなストレスを感じていませんか?

IIJフレックスモビリティサービスは従来のVPNの課題であった「遅さ」「切れやすさ」を解消し、多様化する働き方にあわせて快適なアクセス環境を提供します。

切れないVPN『IIJフレックスモビリティサービス』の詳細はこちら

クラウド移行のポイントがわかるセミナーを開催!

カテゴリー: VMware, インフラストラクチャーP2
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今回は2018年7月3日に行われたIIJ主催のセミナー、
~IIJ GIO+Acronisで実現する移行前/後のクラウド活用~
シンプルなクラウド移行と、移行後のデータバックアップ/DRの実現方法とは?? の内容をレポート致します。

日本でもクラウド活用のメリットが広く認知されてきており、IIJにも「ハードウェアのEOSに合わせてクラウドへ移行したい」という相談が多く寄せられるようになりました。しかし、クラウドへの移行は当然ながら初めての経験であるケースがほとんどで、「実際どのように移行するのか?」や「移行時の注意点が分からない」「移行した後、バックアップ運用はどうするのか」といった質問を頂く機会が非常に多いです。そこで今回は、クラウドへの具体的な移行方法や注意点、移行後のバックアップの管理方法にフォーカスしたセミナーを、バックアップソリューションのリーディングカンパニーであるアクロニス様と共に企画しました。

クラウド市場は拡大中、特にオンプレミスからの移行需要が増加

まず1つ目のセッションは、「シンプルなクラウド移行の実現方法と考慮ポイント」と題しましてIIJの向平が登壇致しました。このセッションでは主に移行に関する市場状況と、オンプレミスからのシステム移行のベストプラクティスとして、IIJ GIOインフラストラクチャーP2(以下、GIO P2)の概要をご紹介しました。

株式会社富士キメラ総研のレポートによると、クラウド市場全体は増加傾向であり、その中でも特に既存のオンプレミスシステムの移行市場が2016年から急速に拡大しています。
まさにクラウドがシステム更新の際の有力な選択肢として検討されている状況がこのデータにも表れているのだと考えられます。

では、クラウド移行時の考慮ポイントは??

クラウド移行にあたっては
①サーバー/OSに関する事、
②ネットワークに関する事、
③その他既存環境固有のコンポーネントに関する事
の大きく3つがポイントとして挙げられます。

サーバーに関してはまず移行対象の台数、スペックを洗い出し、事前に費用見積を行います。そして移行に関しては仮想マシンをOSイメージも含めて丸ごと移行するOSレイヤでの移行方法と、クラウド上にインスタンスを新規に作成した後、アプリケーションやデータのみをアプリケーションレイヤで移行する方法の大きく2種類が存在します。OSレイヤで丸ごと移行する方が楽ではありますが、例えば対象のOSがEOSを迎える場合は新しいバージョンのOSのインスタンスをクラウド上に作成し、アプリケーションやデータを移行する方法を採用する方がよいでしょう。

次にネットワークですが、クラウドの場合は基本的にオンプレミスのネットワークとは考え方と構成が変わるケースがほとんどで、それぞれの移行予定サービスの特徴を理解する事が必要です。また、クラウドまでの接続性の観点で、既存の閉域網をクラウドまで延伸できることも考慮が必要です。

最後に、既存アプリケーションやライセンスがそのままBYOLできるか、利用中のUTMなどアプライアンスが利用できるかなどもあらかじめ検討する事が必要です。
もちろんここで上げたのは検討すべき項目の一部分であり、実際にはそれぞれの環境に合わせた考慮事項が多く存在します。このようにクラウドの移行は思ったよりハードルが高く、移行を断念するお客様もいらっしゃいます。

IIJ GIOなら、難しいことは考えずそのまま移行できる

IIJが提供するクラウドサービスである、GIO P2はパブリッククラウド、プライベートクラウドを組み合わせて利用できる、柔軟性の高いサービスです。その中でも特に、オンプレミスからの移行先として最適なのが「プライベートリソース VWシリーズ」です。これはVMwareで仮想化された環境をサービスとしてそのまま提供するサービスで、サーバーやストレージなどのハードウェアやVMwareハイパーバイザーの資産はIIJが保有します。ハードウェアの資産も待たなくて済むクラウドサービスのメリットは維持しつつ、オンプレミスの既存環境と構成を大きく変える必要が無いのが特徴です。しかもVMware環境の管理ツールであるvCenterも管理者権限で提供しますので、運用形態も変えなくて済む、まさに既存仮想環境の移行先としては最適なサービスです。

GIO P2なら、サーバー、ネットワークの環境はそのまま移行できます。また、DBマネージドサービスやデータセンターのラックを利用できるサービスもありますので、これらを上手く利用する事で、既存の環境をクラウドへスムーズに移行できます。
これに加え、サーバーを移行する為のツールとしてAcronisのバックアップエンジンを利用したサービスである「シンプルバックアップソリューション」を利用する事で、さらに簡単にクラウドへ移行できます。具体的な方法は最後のセッションでデモを交えてご紹介しました。本ブログではデモンストレーションの動画を掲載しておりますので、ご覧ください。

クラウド移行後のバックアップ管理は?

次のセッションでは、「クラウド移行後のバックアップとBCPのベストプラクティスとは?」と題しまして、アクロニス ジャパンの佐藤様のセッションです。
アクロニス社はもう15年以上もバックアップビジネスにコミットし、個人向け法人向け問わず、幅広く利用されているバックアップソリューションのリーディングカンパニーです。

アクロニスがここ数年注力している分野がクラウドです。アクロニスでは「ACRONIS BACKUP CLOUD」というバックアップのクラウドサービスを展開。このサービスを利用する事でオンプレミスからクラウドへの移行を非常に簡単に行う事ができます。基本的な仕組みとしてはオンプレミスからACRONIS BACKUP CLOUDへイメージバックアップを取得し、移行先のクラウドへリストアするだけ。インターネット上のサービスを介する事でオンプレミスクラウド間の通信のハードルも低く、手軽に利用できます。

もちろん移行だけでなく、クラウドインスタンスのイメージバックアップとしても利用できますので、このツールだけでクラウド周りのバックアップの要件はほぼ満たせると思います。

狙われるバックアップアプリケーション

しかし最近ではこのバックアップアプリケーションがランサムウェアに狙われるケースが増えています。バックアップアプリケーショのプロセスを不正に悪用し、バックアッップデータを暗号化する事でリストアすら困難にするケースが発生しています。


そこでアクロニスでは、「Acronis Active Protection」という拡張機能を実装し、暗号化が開始された際に専用キャッシュにファイルコピーを自動で生成し、この専用キャッシュからの復元を可能としました。
さらに、このイメージバックアップをDRマシンとして利用する事が可能な「Acronis Disaster Recovery Cloud」というSaaSでDRを提供するサービスも開始しています。


クラウド移行時、移行後のバックアップもアクロニスのソリューションなら安心です。

IIJ GIOとシンプルバックアップを利用したクラウド移行のデモンストレーション

最後のセッションはIIJの山本と野地によるライブデモセッションです。実際の画面を用いてオンプレミス仮想環境からIIJ GIO P2プライベートリソースに実際に移行してみます。


今回はオンプレミスの仮想環境にあるWEBサーバーをIIJ GIOに移行してみます。移行後はオンプレミス側のWEBサーバーをシャットダウンし、クラウド上のWEBサーバーへアクセスするまでを実演します。具体的な作業ステップは以下の通りです。

実際のデモイメージは以下の動画をご覧ください。

このようにクラウド移行と移行後のバックアップは考慮ポイントも多く、ハードルが高い場合が多いのですが、IIJ GIOとアクロニスのソリューションを活用する事で非常に簡単にクラウドへ移行できます。
是非ご検討ください。