こんにちは。IIJ GIOアカデミー事務局です。

今回は2016年7月後半~8月前半に開催したプログラムを一気にレポートします。

7月28日 Office 365の導入課題について学ぶ

日本でも業界を問わず利用が拡大している「Office 365」について、必須のセキュリティ対策や、クラウドサービスと企業ネットワークのつなぎ方をご紹介しました。

メールセキュリティ、Office 365だけで本当に大丈夫?
IIJ サービスプロダクト事業部 平野

1つ目のセッションは、様々な企業で導入が進んでいるOffice 365のセキュリティをどのように強化するのかというお話です。

平野さん

悪質な標的型メール攻撃による被害が国内でも次々に報告されているのはご存じかと思いますが、公表されているものは氷山の一角に過ぎません。実際、自社で気付いたのは3割程で、知らず知らずのうちにウイルスなどに感染しているケースは多いです。

企業の信用低下、顧客離れ、売上低下という悪いスパイラルに陥る前に、早急に対策を考える必要があります。しかし、攻撃者は新種のマルウェアを利用することが多いため、既知の攻撃を防御するアンチウイルスソフトだけでは攻撃を防ぐことが難しくなってきています。こういった状況から、新種のマルウェアを検知する「サンドボックス」が非常に注目されています。

しかし、オンプレミス環境のサンドボックスとOffice 365の相性が悪いなど、様々な弱点もあります。その弱点を補うのがIIJセキュアMXサービスです。
IIJセキュアMXサービスのサンドボックスオプションをご利用いただくことにより、メールセキュリティをすべてクラウドで完結できるため、Office 365との相性も良く、お客様の運用負荷も大幅に軽減されます。また、様々なお客様のニーズに応えるべく、基本機能・オプション機能ともに日々バージョンアップを続けています。

ご興味を持っていただけましたらまずは、無料トライアルをお試しください!
2、3年後のセキュリティ対策が予測できないため、セキュリティ製品を資産として持つのはリスクが大きくなりました。特に変化が激しいセキュリティこそクラウド化し、機能のみ利用することをオススメします。

ITインフラ屋さんに捧げるOffice 365の使い方
IIJ クラウド本部 髙橋

2つ目のセッションは、Office 365導入にあたって気をつけるポイント、特にOffice 365と社内ネットワークの接続方法についてのお話です。

高橋さん

Office 365は多くの機能をもつサービスであるがゆえに、導入時には機能の検討が優先され、既存システムとの連携やネットワークについては見落とされがちです。導入時の課題として4つのポイントがあります。

  1. 既存環境からの経路変更に伴うインターネット帯域が増加する
  2. セッション数が大幅増加するためプロキシサーバが逼迫する
  3. Office 365のIPアドレスが頻繁に変更されるためファイアウォールも頻繁に設定変更が必要となる
  4. Office 365 はグローバルIPを利用するため、クライアントセッション数に応じたNATアドレスが必要となる

これらの課題について、インターネット経由で利用する場合と、ExpressRouteによる専用線接続の場合、それぞれの対応策をお伝えしました。

ExpressRouteとは、AzureやOffice 365に専用線を接続できるMicrosoftのサービスです。IIJはExpressRouteとお客様拠点とを接続するネットワークサービスであるIIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoftを組み合わせ、フルマネージドでお客様にご提供しています。

このExpressRouteですが、接続先によっては完全な閉域接続にはなりません。Azureのパブリック用途「Public Peer」、プライベート用途「Private Peer」、Office 365用途「Microsoft Peer」と3種類の接続先がありますが、Private Peer 以外はインターネットに公開された環境に接続します。

ここは誤解がよく発生するポイントになっています。ExpressRouteをOffice 365に接続する場合によくいただくご質問として、「インターネットからアクセスできなくなるのですよね?」というものがありますが、これは間違いということになります。

Office 365はインターネットからも利用可能なパブリックなサービスであるため、専用線を接続した場合でもインターネットからアクセス可能です。インターネットからのアクセスを禁止したい場合には、ADFSなどの認証機能と合わせてご利用ください。

8月10日 真夏の夜のVMwareのサービス解説~めっちゃ詳細版~

IIJ サービスプロダクト事業部 岸本

IIJの主力クラウドサービスであるVMware仮想化プラットフォームを活用したVWシリーズについて深くご理解いただくことを目的に、日頃IIJ GIOの提案から導入まで技術的な視点で支援を行っているプリセールスエンジニアの岸本よりお話しました。

岸本さん

情報が盛りだくさんなので、ここでは細かい内容は省略しますが、VWシリーズのここだけは外せないポイントをまとめると、

  1. vCenter Serverの管理者権限を提供することでオンプレミスと同じように利用できる
  2. お客様専用のESXiサーバをクラウドサービスとしてアセットレスに利用できる
  3. コントロールパネルから注文することで必要なときに”すぐ”利用、必要なとき”だけ”利用できる

以上3点です。

すべてをお話しするには時間内には収まらないボリュームで、参加者の皆様にとっても根気のいるセミナーだったと思いますが、多くの質問をいただき、活発な意見交換ができました。これからも弊社クラウドの良し悪しを知った上で選んでいただけるように価値を提供していきたいと思います。

<お問い合わせ先>

今回の記事についてご不明点・ご質問がございましたら、IIJ GIOアカデミー事務局(gio-part-info@iij.ad.jp)までお気軽にご連絡ください。

次回の「IIJ GIOアカデミー」は2016年9月8日(木)です。
海外クラウドの第2弾として、著しい経済発展が世界の注目を集めている“インドネシア”にスポットをあてます。

(IIJ GIOアカデミー事務局)

こんにちは。
ここ2週間ほど寝不足の鍋倉です。

今夏は本当に熱い夏ですね!

現在南米ブラジルにて開催中のリオデジャネイロオリンピックで、日本人選手が大奮闘し、手に汗握る熱い夏の夜を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
各種目において日本のチーム全員が一丸となって戦い、それが連日続くメダルラッシュという素晴らしい結果につながっているのだと思います。

閉幕まであと数日ですが、日本人選手の活躍にもう少しだけ寝不足が続きそうです。

それでは、今月もIIJ GIOのリリース・アップデート情報をお届けします。

2016年7月のIIJ GIOサービス更新情報

IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス

リリース日: 2016/7/28

(1)オブジェクトストレージ価格体系 見直し

IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスは、堅牢性の高い(99.999999999%)REST APIインタフェースによる(Amazon S3相当)”オブジェクトストレージ”と、ストレージに蓄積されたデータを加工・解析する”解析機能”を提供します。
この度、以下の通り”オブジェクトストレージ”の提供価格を大幅に改定し、よりご利用いただきやすくなりました。

  1. ストレージ容量単位を1TBから1GBに変更
    7円/GBから利用可能です。
  2. 転送量課金を撤廃
    例えば、ファイルサーバ用途で利用する場合、I/Oが多く発生するため、転送量課金が増大する傾向にありますが、本サービスは0円で利用可能です。

(2)プライベート接続オプション リリース

この度、IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスのオプション品目として、IIJ GIOプライベートバックボーンサービスへ接続する、”プライベート接続オプション”を追加しました。
本オプションを利用することにより、お客様専用の閉域ネットワーク内で、IIJ GIOインフラストラクチャーP2や、Microsoft Azure、お客様のオンプレミス基盤等のデータバックアップ先のストレージとして利用することができます。

今月ご紹介したIIJ GIOストレージ&アナリシスサービスは様々な用途に利用可能です。本サービスの詳細については、弊社営業またはWeb問い合わせフォームまでお問い合わせください。

(クラウド本部 サービス企画部 鍋倉)

2016年7月10日から14日までカナダ オンタリオ州トロントで開催されたMicrosoft Worldwide Partner Conferenceにて表彰式が行われ、IIJは「Hosting Partner of the Year」を受賞しました。

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左:Gavriella Schuster(Corporate Vice President, Worldwide Partner Group, Microsoft Corporation)
右:立久井正和(IIJ執行役員 クラウド本部 本部長)

Microsoft Worldwide Partner Awardとは?

Microsoft Worldwide Partner Awardは、米国Microsoft社がマイクロソフト製品を基盤とする優れたソリューションやサービスを提供したパートナー企業を表彰するアワードです。中でもIIJが受賞したHosting Partner of the Yearは、ホスティングソリューションの革新やマイクロソフトとの模範的取り組みを示したパートナーに贈られるアワードです。

IIJは、「Azure」「IIJ GIO」「オンプレミス」3つのクラウドを閉域網で接続するマルチクラウド環境の提供など、お客様の様々なビジネス要件に応える高付加価値サービスを展開した実績が評価され、このたび世界3,000件を超える応募の中から、日本企業として初めて受賞しました。

マルチクラウド導入事例を公開しています

マルチクラウドについては、業界に先駆けて2015年12月21日にIIJクラウドエクスチェンジサービスによるクラウド間接続を提供開始して以来、数多くのお客様に環境を提供しています。

戸田建設様の事例では、IIJ GIOからAzureへの閉域網による連携経路を確保し、クラウド移行に最適なマルチクラウド環境を提供しました。
VMwareで構築された既存システムのクラウド移行には、vCenterまで含めてサービスとして利用できるIIJ GIO VWシリーズを採用。L2延伸接続によって既存のIPアドレスをそのまま持ち込むことで、移行の影響を極小化しました。また、バックアップにはAzure Backupを採用し、閉域網によるセキュアで安定した運用を実現。AzureとIIJ GIOのマルチクラウド環境によって、社内すべてのITシステムのフルクラウド化の道筋をたてることができました。

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左:Aziz Benmalek(Corporate Vice President, Worldwide Hosting & Cloud Services, Microsoft Corporation)

Office 365との閉域接続サービスも提供しています!

サービスラインアップとしては、2016年1月15日よりOffice 365の閉域接続サービスの提供を日本で最初の事業者として開始しています。

実はAzureに比べてOffice 365はSaaSであるがゆえの接続の難しさがあるのですが、サービスインから6ヵ月間に導入いただいた大成建設様を始め、多くのお客様の力添えによってノウハウを蓄積させていただきながら、お客様に安心してお任せいただけるサービスに成長してきたと感じています。

今後もIIJの提供するマルチクラウド環境にご期待ください!

IIJクラウドエクスチェンジサービスは、IIJ GIOと第三者のクラウドを閉域網で結ぶサービスです。リリース当初は需要を疑問視する声もありましたが、蓋をあけてみると思った以上の引き合いをいただきました。
お客様のマルチクラウドへの期待の高さに驚く反面身が引き締まる次第です。

IIJが提供するマルチクラウド環境がお客様のビジネスを変える一因となることを信じて、これからも業界に先駆けて最新技術をお届けしていきます。

(アライアンスマーケティング部 荻久保)

紹介いただいた記事:

こんにちは。クラウド本部の山本です。

連日の暑さに負けず「IIJ GIOアカデミー」はどんどん盛り上がっています。
2016年7月14日は「クラウドサービスの本当の活用方法」をテーマに、実際に現場でクラウドサービスの開発や導入に携わっている2人のエンジニアがビールを片手にお話しました。登壇者の山本よりレポートします。

「クラウドで消耗していませんか?」
IIJ クラウド本部 山本 岳洋

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山本からは、IIJがどうやって自社のクラウドサービス「IIJ GIO」や他社のクラウドサービスを活用しているのかをご紹介しました。

クラウドサービスをただ利用するだけではなく、複数のクラウドサービスをどういった技術要素で最大限に活用するのか、実際の事例をもとにお話しました。詳細はSlideshareの資料をご参照ください。(開発中サービスのチラ見せなど公開できない情報が多く、若干削ったものをアップロードしています)

公開できなかった内容にご興味のある方はどこかで山本にお声がけいただくか、IIJ GIOアカデミー事務局( gio-part-info@iij.ad.jp )にご相談ください。

「Microsoft MVP から見たクラウドサービスの現状と今後について」
IIJ クラウド本部 小賀坂 優

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続いて小賀坂より、Microsoftのクラウドサービスである「Office 365」にフォーカスし、日本のクラウドサービスの現状をお話しました。

vExpertなのにVMwareの話をほとんどしない山本とは違い、MVPならではのMicrosoft製品に対する抱負な知識と経験を活かし、クラウド利用の実情からDevOpsまで踏み込んでお話しました。詳細はSlideshareの資料をご参照いただくか、小賀坂の個人ブログにも投稿していますので、ご興味のある方はどうぞ。

セッション後の質問タイムでは、セミナーにご参加いただいた各社エバンジェリストの方々と熱い議論ができました。アルコールのおかげか「新しいサービスも作れるんじゃない?」 といった話にも発展し、大変な盛り上がりぶり。2時間では足りないほど有意義な時間を過ごすことができました。

今後もクラウドに関する幅広いテーマを皆様にお届けします。
IIJ GIOアカデミーは、毎月第2木曜日・第4木曜日に開催しています。
どなたでもお申し込みいただけますので、お気軽にご参加ください!

(クラウド本部 山本)

こんにちは。サービス企画部の鍋倉です。

IIJは今年も2016/7/21(木) Lead Initiative 2016 を開催します。今年は、クラウドとモバイル基盤によって形成されるIoT(Internet of Things)など新たなデジタル技術をテーマに、今後のビジネス活用に向けた展望をお伝えします。

参加登録はまだ間に合います!こちらから参加登録をお願いします 。

今月も、IIJ GIOのリリース・アップデート情報をお届けします。

2016年6月のIIJ GIOサービス更新情報

IIJ GIOインフラストラクチャーP2

ストレージリソース CIFSストレージ リリース

リリース日: 2016/6/1

“IIJ GIOインフラストラクチャーP2/ストレージリソース” のラインアップに”CIFSストレージ”が追加され、社内ファイルサーバのクラウド化が容易になりました。

“NFSストレージ”同様、帯域性能(10Mbps単位)、ストレージ容量(100GB単位)を細く選択が可能。最大1GbpsのCIFSサーバ帯域により、高負荷にも対応します。

プライベートリソース “コネクタ” 新品目提供開始

“コネクタ”は仮想化プラットフォーム VWシリーズとIIJデータセンタ内にご契約いただいているお客様専用ラックや、IIJで提供している各マネージドサービスと連携させます。この度、以下2品目の”コネクタ”を追加しました。

データストアコネクタ FC/VW (※1)

-お客様のご契約ラックに持ち込み頂いているストレージ機器とVMware vSphere ESXi サーバを接続します。

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バックアップコネクタ ER FC/VW (※1)

-お客様ご契約ラックに持ち込み頂いているバックアップアプライアンス(お客様ストレージ機器)とVMware vSphere ESXi サーバを接続します。

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※1 接続可能なストレージ機器については弊社営業担当までお問い合わせください。

IIJ GIOコンポーネントサービス

vSphere6.0提供開始

リリース日: 2016/6/29

IIJ GIO コンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズで利用されている、VMware社の製品スイート 、”VMware vSphere 6.0 ”に対応・リリースしています。

“vSphere6.0”では、以下品目に下記バージョンのソフトウェアが搭載されています。

– VMware vSphere ESXiサーバ:VMware vSphere ESXi 6.0 Update2
– ベースセット(統合管理サーバ):VMware vCenter Server 6.0Update2

“vSphere 6.0”ではそれ以前のバージョンと比較して、スケーラビリティが向上(クラスタあたりのホスト台数が32台から64台へ拡張)し、Cross vCenter vMotion(※2) (vCenter Serverインスタンス間で仮想マシンを移行できる新機能)が提供されます。

※2 本機能のご利用にはいくつかの制限事項がございます。

データベースアドオン インメモリプラットフォーム for SAP HANA S06リリース

リリース日: 2016/6/8

2016年5月のアップデート情報でご紹介をした、インメモリプラットフォーム for SAP HANAをS06(別サイト)でも提供開始しました。

先月ご紹介した同じ品目を、異なるサイトでも提供します。

(クラウド本部 サービス企画部 鍋倉)